2009年 10月 14日
酒田、鶴岡

酒田へ。
まずは土門拳記念館。
ちょうど「日本の自画像」という展示をやっていた。戦後の日本を日本を代表する写真家たちが撮った写真。数十年前の日本の風景や人は生々しいけれど「生」の力がみなぎっていて、そういった意味で綺麗で力強かった。酒場の踊り子さんや、待ち合わせの男女などうっとりするくらい。また写真家のそれぞれの切り取り方がすごくて、写真は見たそのものより多くを語ることもあるんだと思った。

市街地にある山居倉庫。
この辺りの集積地として、栄えた酒田の倉庫。
今も現役。

京都との交易もあったので酒田は芸者さんや料亭など京都の文化の影響を多く受けている。そんな界隈は神社もあり雰囲気がある。
「山王クラブ」は以前料亭だった建物を公開していて、酒田の繁栄を偲ばせる。

多くの文人も訪れたようで、竹久夢二も遊びにきたようだった。
他にも酒田の豪商本間家の本間美術館など見応えのある良いものをたくさん見せてもらった。

お次ぎは鶴岡。
旅も最後の方になると写真もあんまり撮ってなかったりする。
カトリック教会など多くの歴史的建造物が並ぶ。

鶴岡一の豪商だった風間家の住宅「丙申堂」。
贅沢な造りと商家だったお家の知恵が詰まった建物。
「石置屋根」と呼ばれる、石ころを置いた屋根がなかなかユニークで素敵だった。


手作りの和蠟燭を売る富樫絵ろうそく店に行くため商店街を歩く。
寂れ具合が好みだけど、なんとも寂しい気分になる。
そこにしかないお店が並んで面白いのに、商店街が機能しないのはもったいないといつも思う。
良い感じの骨董品屋さんも発見。ガラスが素敵だった。

庄内空港の近くのキャンプ場へ泊った。
飛行機の発着陸が見え、子どもたちは大喜び。
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▲ by potari5 | 2009-10-14 08:50 | 旅