2009年 04月 19日
京都へ
休みをもらって久しぶりに京都へ一人旅。
前から行ってみたかった知恩寺の手づくり市と古道具坂田店主の坂田和實さんの講演会が同じ日にあったので、これは!と思い、出かけることにした。
百万編の手づくり市では、美味しいパンや家具屋さんの木の器、夜長堂の紙もの、イワイワハンカチーフという麻のかわいらしいハンカチなどに出会う。
市は活気があって楽しい。
坂田さんの講演は「素であること」というテーマで、美しさの基準の考え方や文化の違いの話など興味深かった。肩書きを外して、自分の目でものを見ること。日常の選択を大事にすること。良い言葉がたくさんあった。
古いものに惹かれるのはどうしてだろうとふと考えることがあったけど、道具の機能美はもちろん、使い古されて役目を終えた道具はただのモノとして素に戻り、いろんなものを受け入れる柔軟な余白があるから惹かれるんだろうなと思った。
にしても、坂田さんの柔らかさ、柔軟さが良いなと。
自分の好きなものを大切にして余白を持ちたいと思う。
なんとなくのものと手を離して、必要なものだけポケットに入れて、
やわらかくいたいなと。
何点か坂田さんの選んだものが並べられていて、実際に見ると古くても凛とした空気を感じ、もっと見てみたくなった。
本屋さんとアンティークの家具屋も見て回る。
よく歩いて、夕方のビールの美味しかったこと。
高島屋の屋上で酔い覚まし。
ここで過ごす時間が好き。喫茶ソワレ
宿の看板猫ちゃん。あの、そろそろ寝たいんですが...。
by potari5 | 2009-04-19 11:34 | 旅