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第二回 宮島ブックトレイル

今年も開催することになりました。
昨年のことをふまえつつ、より充実したイベントにしたいと準備をすすめています。
今年は、広島在住の画家nakabanさんにもいろいろ手伝っていただき、宮島ブックトレイルに彩りや音を添えていただいています。
準備をしながら、新しく出会った人、またお手伝いをしてくださる人、素敵な方たちとご一緒できることに、わくわくしています。

是非、秋の宮島に本を探しに遊びにきてください。
nakabanさんと音楽家トウヤマタケオさんのプロジェクト、ランテルナムジカによる幻燈会も予約を受付中です。今年は、箱数限定で古本市の出店者も募集しています。
チケットの予約や出店者募集など、詳しくはこちら

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第二回 宮島ブックトレイル

「宮島ブックトレイル」とは、
「一箱に入るだけ」をルールに古本を販売する
フリーマーケット形式の古本市のイベントです。
古本や雑貨を列車の走っていない宮島に
駅のように点在させて販売します。

日没後は、sarasvati (サラスヴァティ) で、ランテルナムジカによる
幻燈会「オルガンと幻燈と星の音楽」(3,500円 ワンドリンク付き)を
開きます。

星と星をつなげて星座ができるように、
本を開いて新しい世界に出会うように、
新しい物語がどこかでそっと動き出しますように。

‘銀河鉄道の夜’と称して一晩同じ列車で過ごす本の旅
列車に乗って本の宇宙(そら)を
楽しんで頂けたら幸いです。


場所 宮島の町家通り
日時 2012年10月20日(土) 
   11:00~16:00 宮島をめぐる一箱古本市 
   18:00~ランテルナムジカによる幻燈会

【宮島ブックトレイル運営】 
西日本の素敵な宿 高枕」大前と「84」大田がお手伝いをします。
お問い合わせ booktrail84@gmail.com

# by potari5 | 2012-08-19 11:50 |

年が暮れる

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年も暮れようとしている。
今年は、1年前には予想できなかったことがたくさん起こった。
良いことも、悪いことも。
揺さぶられたけど、じゃあ自分はどうやっていくかということをよく考えることも多かったと思う。
今までは、なんとなくで過ごしたきた現実に向き合わざるえなかったというか。

その分、今何をしたいかがはっきりと分かってきた。
宮島でブックトレイルという古本市をやったこと。
いろんな人との出会いは宝物になったし、本当に面白かった。
仕事でも、しっかり方向性が見えてきた。
今年得た種を、ゆっくり来年につなげて育てていきたい。

夏には、金沢へ旅行も行った。
ブログは、あまり書けなかったな。
来年はもう少し書いてみたい。

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この間、キセルのライブに行って新曲「覚めないの」という歌が心に残った。

空はこんなに空なのに 心晴れないの
海はこんなに海なのに 心泳がないの

あの日から、何を見てもモヤモヤとした重いものが心にかかってる。
でも、やっぱりいつもの海を見ていると、少しは心が泳いで安らぐ。
そういったものは、大切にしていきたいなと心から思う。

帰る場所があるから、旅に出ることができる。
根っこに感謝しながら、前に進んでいきたい。

みなさんも、良い年をお迎えください。

# by potari5 | 2011-12-31 12:05 | ひとりごと

銀河鉄道の夜

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10月22日(土)に、無事宮島ブックトレイルが終了しました。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
雨の予報どおり、午前中は雨が残っていたものの、
古本市スタートの12時頃から雨も上がり、晴れの天気に。

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出店者の方にはターミナルの厳妹屋に集まっていただき、自己紹介、ギンガムチェックの箱に古本を入れ替え準備。
岡山のデザインユニットfiftさんに協力していただいた、
「MAKE YOUR GINGHA」の白いバッジを、それぞれ好きにアレンジしてマークにしてもらいました。

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町家通りに遊びに来ていただいた方には、「銀河鉄道の夜」のしおりを持って、ぐるりと古本の駅を回ってもらいました。
各駅で本を選ぶと、パチンと穴開けパンチで星の形の穴が開いて、夜空に星が増えていくのです。

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晴れ間が増えるとともに、町家通りを歩く人も増えてきました。
本や雑貨をきっかけにそれぞれの場所で話の花が咲いているのを見て、嬉しくなりました。好きなもの、好きなことの話をしている人の顔がいいな。

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出店者は以下の通り。
nice nonsence books、立花テキスタイル研究所、白鳥座雑貨店、M.saito、tea journey、メルヴェイユ、Bridgeの岡本夫妻、Hikalu Designの奥村夫妻、おひさま印の出雲さん、5:9 gradi luciのチエミサラさん、451ブックス、コニコのカヤヒロヤさん高橋由季さん、パンダパンの脇坂さん、新谷祐太さん、
Ebar (委託)、Bono Bagle (委託)、庭園の宿 石亭 (委託)、84、西日本の素敵な宿 高枕
店主の顔が見える素敵な品揃えをありがとうございました。

そして、軒下や建物を快く貸してくださった宮島の大家さんたちにも感謝。

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16時からのブックトークは「大人のための絵本講座」、
20時からのブックトークは「本の旅 夜に遊ぶ」という内容で、451ブックスの根木慶太郎さんにお話ししてもらいました。
場所は、宮島の町家「宮島こもん」にて。伊都岐の珈琲とりんごのビスコッティをお出ししました。

畳の上で、ゆったりと流れる空気、本の話。
次から次へと本や作家にまつわる話を織り交ぜて、本を紹介してくださる根木さんの話に、本が好きな方の目がきらきらと輝いていくのが分かりました。
静かな熱気に包まれた空間は、同じ列車で旅するようで、夢の中にいるような気持ちになりました。

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イベントを一緒に企画してくれた大田さん、イメージをカタチにしてくださったオリシゲさん、ブックトークに古本市まで本のイベントに深みを持たせてくれた451ブックスの根木さん、当日の写真とお手伝いをしてくださった三島さん、女子力でサポートしてくださったやすこさん、坂本さん、ありがとうございました。
てるてる坊主のてる子さんも大活躍。

一人では決してできなかったこと、たくさんの方に知恵や腕を借りてカタチにすることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
準備から通して、多くの方といろんなお話をして、それがとても面白かったことも大きな収穫でした。

反省点もありますが、それをふまえてもっと良いものにしたいと思っています。
またレールの先の次の駅で同じ列車に乗ることができたら嬉しいです。

# by potari5 | 2011-11-01 22:45 |

「銀河鉄道の夜 第一回宮島ブックトレイル」

宮島で古本市を開催することになりました。
実行委員で参加しています。
興味がある方、是非本をきっかけに秋の宮島に遊びにきてください。

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第一回宮島ブックトレイル
日時 2011年10月22日(土)
   12:00~17:30 一箱古本市
場所 宮島の町家通り

「宮島ブックトレイル」とは、”一箱に入るだけ”をルールに
古本を販売するフリーマーケット形式のイベントです。
広島の様々な分野で活躍されている方たちがセレクトした本を
列車の走っていない宮島に、駅のように点在させて販売致します。

厳妹屋をターミナルとして、
地図を手に入れ宮島の裏通りをぶらりと歩いてみてください。
本でつながる店と人、人と人。
いつもと違う宮島の風景に出会えるかもしれません。

午後4時からは宮島こもんで、岡山の451ブックスの店長、
根木慶太郎さんによるブックトーク「大人のための絵本講座」
(予約できます。2,000円 お菓子、コーヒー付き)を予定しています。
お楽しみに。

’銀河鉄道の夜’と称して
列車に乗って、本の宇宙(そら)を
楽しんで頂けたら幸いです。

交通のご案内 
■電車の場合 広電、JRとも宮島口駅で下車。宮島口桟橋から松大、JRフェリーで宮島へ
■車 廿日市インターから約10分。
駐車場はありません。車の場合は、対岸の有料駐車場をご利用ください。
週末は宮島までの道路と駐車場が大変混雑しますので、できるだけ公共機関を使ってお越しください。
購入した本を入れるマイバックをご持参いただけると嬉しいです。


【宮島ブックトレイル運営】 
西日本の素敵な宿 高枕」と「84」が広島と宮島を本でつないでお手伝いをします。
お問い合わせ booktrail84@gmail.com
(絵本講座の予約はメールで受け付けます。
名前、住所、電話番号を明記の上、お申し込みください。)
WEB: http://booktrail.tumblr.com/

# by potari5 | 2011-09-14 12:03 |

夏の音

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写真はカリンバというアフリカの楽器で、
オイルサーディンの缶を再利用して作ってあるもの。
親指で鉄の線をはじくとポローンと少し乾いた、そして心地よい音が響く。

これは4年前に岩手に旅行に行った時、野田村の苫屋という宿で出会った。
古い曲がり家という東北独特の家屋で、家の真ん中に囲炉裏がある。
食事も近くで採れたものや自家製のものを出してくれて、噛めば噛むほど大地の味がして、
体がほっとする料理。
自家製のパンはごつごつしていたけど、今もまた食べたいなと思い出す。

旅が好きで世界を旅して回った夫婦がやっていて、
古い日本家屋の中に、楽器や器など異文化のものがたくさん並ぶ。
そして、それがしっくり馴染んでいた。
いろんなものを見てきた夫婦が、定住する場所に選んだ野田村。
そこで、宿を作り、自分たちがいいと思うものを提供してくれる。
宿は山の中にあって、電話もなくて、もちろん携帯もつながらない。
予約は手紙を出して、返事が届くと予約完了。

夜の食事は、宿泊客がみんなで囲炉裏を囲む。
その日会った人とも自然と話をするようになり、それは夜遅くまで続いた。
BGMで流れていたのは、ハナレグミ。

楽しい時間が過ぎ、居心地が良い宿を出る。
つかの間の時間を一緒に過ごした人たちもそれぞれの場所に向かう。

玄関に置いてある缶カリンバは、たまに誰かがポロンと鳴らす。
また夏に似合う音で、夏は誰かがリビングに持って来てポロンポリンと鳴り響く。
その音で、思い出す場所があって、また旅に出たくなる。

地震の心配もしていたので、暑中見舞いの葉書を出した。

# by potari5 | 2011-08-02 12:10 |