カテゴリ:ひとりごと( 6 )

年が暮れる

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年も暮れようとしている。
今年は、1年前には予想できなかったことがたくさん起こった。
良いことも、悪いことも。
揺さぶられたけど、じゃあ自分はどうやっていくかということをよく考えることも多かったと思う。
今までは、なんとなくで過ごしたきた現実に向き合わざるえなかったというか。

その分、今何をしたいかがはっきりと分かってきた。
宮島でブックトレイルという古本市をやったこと。
いろんな人との出会いは宝物になったし、本当に面白かった。
仕事でも、しっかり方向性が見えてきた。
今年得た種を、ゆっくり来年につなげて育てていきたい。

夏には、金沢へ旅行も行った。
ブログは、あまり書けなかったな。
来年はもう少し書いてみたい。

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この間、キセルのライブに行って新曲「覚めないの」という歌が心に残った。

空はこんなに空なのに 心晴れないの
海はこんなに海なのに 心泳がないの

あの日から、何を見てもモヤモヤとした重いものが心にかかってる。
でも、やっぱりいつもの海を見ていると、少しは心が泳いで安らぐ。
そういったものは、大切にしていきたいなと心から思う。

帰る場所があるから、旅に出ることができる。
根っこに感謝しながら、前に進んでいきたい。

みなさんも、良い年をお迎えください。
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by potari5 | 2011-12-31 12:05 | ひとりごと

さようなら、こんにちは。

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新学期に入って、いろいろと新旧交代する季節。
いろんな役を引き継いだり、引き受けたり。
さようならしたり、はじめましてと挨拶したり。

写真は、さようならとした外国に暮らす人からもらったもの。
ブルガリアの伝統で、春のお守り「マルテニッツア」と呼ばれているそう。
赤と白の紐で作られていて、紐状のものからブローチまでいろんな形があるのがかわいい。春がやってくる前の3月1日に自分の見に付け、春のしるしを見つけたらそこに結ぶという。
今年の春は終わってしまったので、また次の春がやってきたら使ってくださいといただいた。次の春が来る頃には、といろいろ思いを馳せる。
こんな飾りが町にいっぱいあるブルガリアの様子を考え楽しくなった。

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バタバタと忙しい季節を過ごして、ある日ぱっと夕暮れを見上げた。
秋の夕暮れに負けていない美しさで全部を包み込んでくれるようだった。
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by potari5 | 2010-04-20 11:53 | ひとりごと

梅一輪

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仕事で島根県の山あいの小さな温泉へ。
飾りっ気がなく、鄙びた風情のある町。
とある旅館で取材をさせてもらった。

温泉街から少し離れた自然に囲まれた場所。
両親の代からの旅館を継いでいる主人は同年代で朴訥な方。
料理も素朴ながらも土地で採れたものを盛り込んできれいに料理されていた。

旅館について話を伺ったときも、「うちはそんな自慢できることはないんですよ。家族みんなで料理や布団出しや見送りをやることぐらいですかね。」とぼそり。
でも、見て分かった。
全部きちんとされていること。
建物は古いがきれいに磨いている廊下、料理の修業を積んだ主人、自分たちで作ったお米や野菜を出していること、庭にきれいに手入れされた盆栽。

今は言ったもんがちみたいなところがあって、自分のことや自分のお店をアピールする時代。知ってもらうこと表明するのは大切なこと。

でも、田舎の町を訪ねると、人のためや自分のためにいいことをしていても、それが当たり前でアピールする人は少ない。
新しいことを始めたり、誰もやっていないことをするのはすごいと思う。元からあるものを引き継いで次に伝えていくことは地味だけれど、慎ましやかにそういうことをやっている人ももっと評価されていいと最近思う。

今厳しい時代だけれど、この仕事を続けたいという主人。
もっと他の人にも知ってほしいと思った。


   梅一輪 一輪ほどの 暖かさ   服部嵐雪

ちょうど主人のお父さんが手入れをしていた庭に、梅が咲いていた。
こういうささやかなことが良いなと最近思う。
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by potari5 | 2010-02-16 08:40 | ひとりごと

手本は身近に

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週末は祖母の法事のため、実家へ。
手伝いを頼まれていたので、私だけ帰る。

親子水入らずの時間、親戚のおじさんおばさんたちとのおしゃべり。
思春期のあたりは避けていたもの。

祖父や祖母の話を聞きながら、それぞれの血が自分の中に流れていることを実感する。
祖父は仕事で外に出ていたことが多くあまり話したことがなかったけれど、いろんなエピソードを聞き、共感できた。

自営業の家系なので、おじさんやおばさんの話も今となってはとても興味深い話が多い。
いかに頭の中のことを形にするか。それまでの道のりが商売の参考になる。
時代は少し変わってきたが、もっと興味に導かれるままやってもいい、もっと研究したり努力してもいいと思えた。
おじさんは仕事もバリバリしながら、鮎取り、鮎焼きの名人でもある。
そういう部分も見習いたい。

あと、古い家をいつもきれいに磨いている母。
私の好物の鶏のひね(親鶏の固いお肉)のポン酢和えを用意してくれ、
食後に二人で食べた果物もきれいに盛って出してくれる。

商売や暮らしの手本は身近にあるものだなと思った。
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by potari5 | 2010-02-01 12:40 | ひとりごと

君の犬

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週末に愛犬ナナが死んだ。
ここ数年、暑くなると調子が悪い時が増えて、ここ数ヶ月は散歩の途中でぺたんと座り込んだり。
突然、食べなくなって、動かなくなって、その日の夜に。
7月で11歳になるはずだった。
覚悟はしていたつもりだったけど、冷たく固くなったナナの姿を見るととても悲しかった。小雨が降る中、ナナをみんなで埋めて見送った。
少し時間が経ってまた毎日を過ごしているけれど、いつもナナが居た場所を見ると寂しい気持ちになる。
ぽかんと心に穴が空いたような。


   夢の浜辺に埋めましょう
   掘っても掘っても指先に
   触れてくるのは柔らかな
   想い出ばかり

   岬の波間で揺れるのは
   白い小さな僕らの舟
   からっぽのままで出てゆくよ
   輝く海へ
               —キセル「君の犬」
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by potari5 | 2009-05-25 16:09 | ひとりごと

工房探訪

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陶芸教室へ。
土を無心で触っている楽しさと、みんな静かに熱気をもっている雰囲気が好きだ。
陶芸が好きというところが一緒なので、雑談も情報交換などになって面白い。
ひょんなことから、先生の工房とギャラリーを見せてもらうことに。
いつも教えてもらってばかりで、先生の作品は展覧会などで大きいものを見たことがあるくらい。
私から見て魔法の手で作られたものは、小さなものもいろいろ試したものも、やはりいいなと思うものが多く、いつも一つ作り終えた後に次何を作ろうか考えを巡らせるけれど、ギャラリーを見て次々と作ってみたいものが浮かび上がった。
実際にモノを見たり触れたりすることは良いことだと改めて思う。

工房は素焼きの段階のものや道具が揃っていて、道具や制作過程好きとしては、心躍る場所だった。モノを作るためにお手製で作られた道具や、機械も面白く、足で蹴って使う蹴ロクロも見せてもらう。電気ロクロより、少しのゆらぎや、自然に止まることで茶碗など良い感じにできるそう。
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近所の牡蠣の作業所は暖かくなると止まり、夏の仕込みに入る。
そのガランとした工場が好き。

教室で曲線の話になって、神社の屋根の曲線がなんとも良いという話で先生と盛り上がった。そういった感覚を共有できる人がいるということは嬉しい。
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by potari5 | 2009-05-16 23:17 | ひとりごと