2009年 07月 11日 ( 1 )

ここが私の地球

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大雨の中、高速を車で山口の北へ。
バケツをひっくり返したような雨は、梅雨の終わりの雨だ。
久しぶりに前が見えなくなり、死ぬかと思った。
目的地に着くと雨が上がる。
晴れ女の自信はある。

この日は、仕事で2軒話がまとまりはるばる来た甲斐があった。
また全然知らなかった人と一緒にやりたい仕事ができる。
気を良くして、土産物屋で小さな瓢簞を一つ買う。
昔はこれを水筒にするのが憧れだった。今でも瓢簞モチーフが好き。

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天気も良くなったので、せっかく来たのだからと仕事の後に足を伸ばして、仙崎へ。
金子みすゞのふるさと。
太平洋と違って、慎ましやかな海。
手つかずの集落があって、和む。

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そしてその先の三隅へ。
前から香月泰男美術館に行ってみたかった。
静かな温泉の前にひっそりと美術館はあった。
入り口の看板の上に、かわいいおもちゃがお出迎え。
散歩で拾った木切れや金属でちょこちょこっと作ったおもちゃは、命を吹き込まれて本当に楽しそう。

彼は、自分の生まれた故郷のこの地を「ここが私の地球」と言った。
美術館の展望台からは三隅が見渡せ、その天井には世界の都市の地名があった。
山の向こうにある地名が戦争が起こった町で、シベリアで戦争を体験した影を落としながらも、その体験があってこそ自分の地球を感じたんだろうなと思った。

世界は広いけれど、自分の自由に好きなことができる愛すべき場所が「私の地球」。
彼の描く絵のように、ささやかでじんわりと響く。
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by potari5 | 2009-07-11 17:57 | おでかけ