2009年 07月 02日
石見焼
石見での仕事の帰りにまた寄り道を。
有福温泉の善太郎餅本店で出会った石見焼を訪ねた。
ぽってりした片口と蓋物は丈夫で使い勝手がよく気に入っている。
江津の海の近くに宮内窯はあり、
突然訪ねたのにもかかわらず快く案内してくださった。
また釉薬をかけてない素のままのうつわたちが気持ち良さそうに並んでいる。
もともと大きな水がめを作ったことが始まりだそうで、水がめやすり鉢は「はんどう」と呼ばれている。
展示室に並ぶ大きな水がめを見て驚いていたら、
「あなたが入れるくらいのもっと大きなのが外にあるよ。」と外へ。
写真の左手前に写っているのがテーブルセット。
右手前が普通の大きな水がめ。
人の手ってすごいと改めて思う。
定番は以前持って帰ったので、
冬に手仕事フォーラムの展示で見て気になっていた洋皿をいだだくことに。
オランダのピューター皿にヒントを得たものでシンプルでこちらも使い勝手が良い。
何より石見焼の持つ白い釉薬の色が似合ってきれいなのだ。
昔から人の暮らしとともに生きてきたやきもの。
そこで採れる土を使って、素朴でぬくもりがあって...。
また寄り道をしたい。
by potari5 | 2009-07-02 16:49 | 手仕事