うさぎと毒ガスの島

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前から行ってみたかった瀬戸内に浮かぶ大久野島に行ってきた。
竹原市の忠海から小さなフェリーで10分ほどで到着。
一周4.3キロの島で、ゆっくり歩いて回ることに。

ここはうさぎの島。
昔近くの小学校から放たれた8羽のうさぎが野生化して、たくさんのうさぎが生息している。場所にも寄るが、人の足音でエサをもらえると飛び出してくる。
うさぎが出てくる度にテンションが上がる。
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一応野生化しているので、人を怖がるうさぎも居たり、
暑かったので木陰で休むうさぎも居たり。
お昼を食べた忠海の食事処でいただいたキャベツを持ち、子どもたちはそれぞれうさぎにまみれる。

そして、ここは毒ガスの島でもあって、戦争中に化学兵器を密かに作っていた跡が残っている。砲台跡に、貯蔵庫、発電所など、廃墟と化した建物がひっそりとある。
人が作った無機質な建物なのに、時間の流れとともに風化することで、自然と一体になったようで、それでいて圧倒的な存在感があった。

そんな場所にもうさぎが飛び出してくる。
戦争遺産という現実がうさぎののどかさと相反していて、より巨大なものに見えた。
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うさぎと廃墟の世界に迷い込んだ気分になる不思議な場所。
どちらも何も話さないけれど、物語っている。
うさぎが生息することで再生とか救いがあるようにも思える。
たぶん、人が居ない方が楽園となれる場所のような気がした。
たぶん。
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by potari5 | 2009-06-16 16:41 |

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